フィンペシアの情報ページ

作用・副作用、製薬会社、インドの特許制度などについて


|目次|

1
薬の詳細

2
フィナステライドについて

3
CIPLA社

4
インドの
特許制度


 

1.薬の詳細

フィンペシア(FINPECIA1mg

CIPLA社製

 

商品説明

 フィンペシアはインドの著名な製薬メーカーであるシプラ社が作るプロペシアのジェネリック医薬品です。 プロペシアと同一成分ですが、はるかに安価に購入できます。有効成分はフィナステライド。 プロペシア1mgと同様の発毛・育毛効果が期待できます。男性型脱毛症の原因物質であるジヒドロテストステロンを生成する5 リダクターゼに効果的に作用し、血中のジヒドロテストステロン濃度を低下させる事で脱毛の停止、育毛・発毛を促進します。フィンペシアは医薬品であるため、副作用の可能性も考えなくてはいけません。 医師に相談した上での購入が望まれます。特に女性の服用及び、薬剤に妊娠中の方、または授乳中の方が触れるのは絶対にしないでください。またたくさん飲めば早く効くということはありません。
飲んですぐに毛髪状況が変わることもありません。最低半年から1年以上掛かるとされています。副作用はほとんど認められていませんが、一部の人には性機能の低下が見られるようです。


2.フィンペシアの成分フィナステライドについて

 フィナステライドは5アルファリダクターゼ同位酵素阻害剤(DHT転換抑制)で、本来は前立腺肥大症に対する治療薬でした。 DHT量が増えることで毛髪が減少するということがわかっており、DHT転換抑制(生成阻害)として作用することで毛髪の減少、さらに発毛効果が期待されるようになりました。 したがって男性ホルモン性脱毛症治療に効果があるとされています。
 高濃度での使用では前立腺ガン、前立腺肥大症等の治療薬としても使用されています。



3.インド・シプラ社について

シプラ
Cipla Ltd
年商等 1936年設立  所在地マハラシュトラ  売上高338億ルピー
概要 医薬品の製造、販売を行う。
抗生物質、抗癌剤、抗エイズ薬、喘息薬、
吸入器などを製造しています。
エイズ患者は増加を続けており、
4〜500万人の患者がいるといわれています。
(世銀の調査 2004年)あまり良くない方がよい需要ですが、
この企業の果たす役割は大きいかもしれません。
主要ブランドは
Ciplox ( Ciprofloxacin )、Novamox ( Amoxycilin )、
Norflox ( Norfloxacin )です。Zidovir (zidovudine、抗AIDS剤)。
抗炭疽菌剤等です。
設立年 1935
所在地 289 J B B Marg Bellasis Road, Mumbai Central, Mumbai - 400008, Maharashtra
電話 91-022-23023272/23082891/95521
Fax 91-022-23008101/23070013/393/85
代表者 Y K Hamied
常務
秘書 Mital Sanghvi
監査 R S Bharucha & Co/R G N Price & Co
上場先 BSE, NSE
企業HP http://www.cipla.com

   

4.インドの特許制度について

 インドの特許法3条(d)には医薬品開発における発明の定義について次のような規定がある。

 ・すでに知られている物質の新しい形態の発見に過ぎないものは、その物質について知られている有効性の向上をもたらさない限り、本法で言うところの発明ではない。 また、すでに知られている方法、機会または装置の新しい特性、あるいは新しい使用の発見に過ぎないものは、そのすでに知られている方法が新しい製品をもたらすか、少なくともひとつの新しい動作を用いない限り、本法でいうところの発明ではない。

 わかりにくい条文だが、要するにインド国内法では、すでに知られている物質成分を他の効用を持つものとして使用する際、それを発明と標榜するのは非常にが付きまとうということだ。シルデナフィル塩として知られていた成分を、単に勃起不全の治療に有効だからといって、インドでは特許がとれない。

 かつて、ノバルティス社がこうしたインドの特許法はWTO/TRIPs(知的所有権の貿易関連の側面に関する協定)違反であるとインドのチェンナイ(旧マドラス)高等裁判所に訴えたが、2007年8月、同裁判所はそれを却下した。 裁判所曰く「TRIPs協定自体がインドの国内法ではない!つまり強制力がない」。恐るべしインド。しかし一方エイズ問題等に奔走する国際NGO団体にはこの判決が高く評価された。 エイズの蔓延を阻止する実際的な運動のめんからは安価で信頼にたるインドのジェネリック医薬品(インド特許法によって保護された)が絶対に必要だったからだ。 また同時に、発展途上国が医薬品の開発上、常に不利な立場に立たされているという状況に対する発展途上国側からの対抗策という意味でも評価された。

 しかしこのことが、ED治療におけるバイアグラという、当時世界で最大の利益をあげた上げた医薬品に対抗するカベルタやカマグラといった安価な薬を生み、また、フィンペシアなどの経口育毛剤(プロペシアのジェネリック医薬品)を生み、世界に流通することになった。インドの特許法がイギリスやアメリカ、日本を初めとする世界の中流市民のセックスライフ、薄毛市場に一定の影響を及ぼすなんてことを、いったい誰が考えたであろうか。





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